かんなぎ#2「玉音アタック!」

2話目となる今回の話ですが…正直ちょっと微妙でした。
一番気になったのは、音楽の使い方に違和感があった点です。
最も顕著だったのは、ナギが子猫を見て「こやつらを、飼う」と言ったシーンです。このシーンから暫くの間(公式HPにあるトレーラー映像でも使われている)BGMが流れ出すのですが、このBGMの開始&終了タイミングに強い違和感を感じました。音楽を流し始めるor流し終わるシーンは、舞台上での物語の切れ目と合わせるのが普通だと思うのですが、この場所では「会話の途中から買い物の途中まで」という非常に中途半端な区間に流しています。このシーンに演出上の意図があるようにも思えないため、単純な演出ミスに見えてしまうのですが…。
他にも、地下道でのケガレとの対決シーンでの緊迫感のなさや、その直後の退治シーンのあっけなさ、河川敷を歩くシーンにおける演出意図の不統一*1など、不満点を数え上げるとキリがないくらいです。
今回は絵コンテ・演出共にヤマカンがクレジットされていない回ではあったのですが、それにしても少し納得のいかない内容でした。うーむ…。

*1:前半は環境音のみで構成し、2人の間に流れる空気を丁寧に描いているのに、後半ではそれまでの静かな演出とは食い違うようなBGMを流しています。どちらの演出でも構わないと思いますが、両方を1つのシーンに詰め込むのはやはり違和感があります。