輪環の魔術師#1「闇語りのアルカイン」

ナジミストの友人に押し付けられて勧められたので読んでみました。
魔法の力が普遍的に存在している世界において、全く魔法の力が使えない主人公の話です。物語の進行そのものは比較的オーソドックスであり、ド派手な展開があったり、大どんでん返しがあったりするわけではない*1のですが、物語・キャラクター・世界設定が丁寧になされていることと、クセのない文章が読み易く、わりとサクっと読むことができました。
とりあえず、物語の重要なキーとなるアイテムの名前「還流の輪環」に振られているルビが「ソリッド・トーラス」で吹いた。S^1 \times D^2かよ!

*1:と、自分は思います。