アストロノト!(1巻)
昨日、学生時代の友人達と久しぶりに会い、色々と話してきました。その延長で、いくつかライトノベルを感想報告義務つきで押し付けられたので、とりあえず感想を書くことにします。
まず一言。ストーリーが面白かったです。(煽り返し*1)
以下わずかにネタバレを含みます。
まあそれは冗談として、全体的によくできていると思います。特に、1冊の中でこれだけ大きく話を展開させておいてきちんとまとめるのは凄いと思いました。累計122巻まで刊行されている某超長編小説に是非見習って欲しいです。ただ、個人的には(作中で後半まで伏せ続けられる)主人公が月に行きたいと考えた理由が、そのために費やした意欲と労力の大きさと釣り合っていないように感じたところに違和感を感じました。まあ、これは人によっては妥当だと感じる可能性もあるので、作品自体の質を下げている点とまでは言えないと思います。
キャラクターについては、わりとテンプレに沿ったキャラクター造形を基本としながらも、各々それなりにちゃんとキャラが立っており、描写不足は感じませんでした。
総評としては…途中の明らかに狙ってやっている萌えイベントに嫌悪感を持たない人ならば普通に楽しめるのではないでしょうか、といったところです。
とりあえず、2巻以降はつまらなくなるらしいとの噂(汗)ですが、続刊も読んでみるつもりです。